« 2008年12月 | トップページ | 2009年3月 »

2009年1月 3日 (土)

今年は何がブレイク? ベッキーが起用される理由は?

「100年に1度」と言われる不況に襲われた昨年。世相を反映すると言われるテレビCMはどんな作品が放送されたのだろう。またオバマ氏が米大統領に就任し本格的に変革の時代を迎えそうな今年、CMもCHANGEするだろうか? 広告とマーケティングの専門誌「宣伝会議」(毎月1、15日発売)などを発行する宣伝会議の田中里沙編集室長に聞いた。

【関連特集】お笑い、音楽、ドラマ・・・芸能界 今年活躍するのは?

 景気悪化の影響か、各企業ともCMを流す本数は減っています。それでもインパクトを持たせてCMは目立たせたい。そこで存在感が大きな目立つ人を起用しがちです。ここでも「勝ち組」に集中している感じですね。

 企業が求めるのは、自分の個性や考えをきちんと表現しているクリエーティブなイメージのタレント。視聴者に商品を知ってもらうだけでなく、できれば一歩進んで好きになってもらいたい。だから当たり障りのないきれいな人よりも、情報があふれる今の時代にきちんとメッセージを伝えてくれる人が好まれます。

 例えばランキングに入っている玉木宏や妻夫木聡。女性では堀北真希、上戸彩、相武紗季、宮崎あおい。昔だと起用をためらったような力強い個性を感じる人たちです。バラエティー番組などでそのキャラクターが知られるようになったベッキーもそうした一人と思います。誰とでもすぐ打ち解けられるのに、芯はぶれない。時代の閉塞(へいそく)感を突き破ってくれそうな明るく、アクティブなイメージでさらに活躍の場を広げそうです。昨年の大河ドラマ「篤姫」に出演していた瑛太も今後起用が増えるのではないでしょうか。

 もう一つの傾向は、山口智充や世界のナベアツ、エド・はるみらお笑いタレントの出演が一昨年に続き多かったこと。テレビで最近、若手がネタを披露する番組が増えていて、露出が増えた分勢いがあるのでしょう。逆に、昔は多かったデビューしたばかりのフレッシュなアイドルやスポーツ選手を起用するケースは減っている気がします。

 作品では、資生堂が「オダギリジョー 資生堂に就職」として実際に会社や工場でロケしたCMを55パターン作ったり、オンワード樫山が菅野美穂を起用したファッションブランド「23区」のCMを春夏用は46、秋冬用は23パターン作ったのも注目されました。テレビでは一部しか放送せず、サイト上ですべてを公開して、テレビとネットの連動も図っていました。

 ただ余裕がある会社でないとそうした展開は難しいのも確かです。かつてはCMから流行語が生まれましたが、今はCMだけで社会現象を作るのは困難。そのため放送開始前に記者会見を開きCM自体を宣伝したり、その時点の社会現象を取り込んでその勢いに乗っかったり。昔の宣伝部はCMが流れるとほっとするという感じでしたが、最近は放送期間中も世の中の反応を見てせりふなどを手直しした新しいバージョンを投入することは普通になりました。

同じ世界観を長く展開企業戦略も「循環型」に

 今年は「環境」に関するCMがさらに増えそう。「循環型社会」などの言葉は「エコ」に比べると、まだあまり一般には浸透していません。企業もそうした新しい価値観と存在感をCMを通して広めていくと思います。

 同時に企業のマーケティング戦略も「循環型」に変わりつつあります。商品を売って終わりじゃなく、お客様と長く深く付き合う時代。かつてはキャンペーンごとにCMが全く違ったイメージに変わったりしましたが、それでは一度作ったブランドイメージが消えてしまいます。

 短い時間で勝負するCMでは難しい面もありますが、同じ世界観のCMを長く展開するなど、そういう思考はすでに出てきています。起用するタレントは、今回のランキングに並んだような発信能力が高い人がますます重宝がられそうです。

 ◇たなか・りさ 1966年三重県生まれ。学習院大卒。広告会社を経て93年に宣伝会議入社。広告会社担当記者、雑誌「宣伝会議」編集長などを経て、07年から現職。広告電通賞、交通広告賞、ふるさとCM大賞、全国広報コンクールなどの審査員を務める。

1月 3, 2009 映画・テレビ | | コメント (0)

2009年1月 2日 (金)

<民放ドラマ>「ラブシャッフル」「只野仁」1月開始全12作見どころ

 「100年に1度の津波」といわれるくらい、世界的な金融危機に見舞われ、2009年は暗くて不安な幕開けとなった。だからこそ、テレビの華といわれる連続ドラマの存在価値が問われる。1月スタートのプライムタイム(午後7〜11時)の民放の連続ドラマ12本を見ると、「そんな時代だから明るく希望を持って生きていこう」というコメディー系と、「この時代と向き合って自分をしっかり見つめて、生きる勇気を探っていこう」というシリアス系とに二分された。年の初め、ともに力の入った作品が多い。【網谷隆司郎】

【関連特集】お笑い、音楽、ドラマ・・・芸能界 今年活躍するのは?

 ◇メイちゃんの執事(フジ系 火曜9時)

 メイド喫茶は「お帰りなさいませ、ご主人様」だが、その反対、セレブのお嬢様高校生にイケメンの執事が1人に1人付くというファンタジー。

 ひょんなことから“庶民”の榮倉奈々が大富豪の孫とわかり、超お嬢様学園に入学。優秀な執事の水嶋ヒロらによって人間的に成長していく一種のシンデレラストーリーだ。

 「花ざかりの君たちへ」でイケメンブームを巻き起こしたスタッフ陣が二匹目のドジョウを狙う。

 ◇ラブシャッフル(TBS系 金曜10時)

 景気悪化、内定取り消し、派遣切りなど冷たい風が吹き抜ける。「こんな時代だからこそ、明るいラブコメディーをやってよかった」というのは、脚本を書いた野島伸司さん。

 大企業勤務の玉木宏は、貫地谷しほりから婚約解消を言われてから、愛について自信をなくしてしまう。そんな時、マンションの同じ階に住む香里奈、松田翔太、谷原章介が親身に相談に乗る。そのあげく、「愛より相性の方が確かだ」と、それぞれの恋人、DAIGO、小島聖、吉高由里子を交えた男女8人が、次々と相手を交換して(=ラブシャッフル)、「自分にとって運命の人は誰か」を探しあう、というストーリーだ。

 「アメリカの人気ドラマのように、スピードと展開を速めて、3週間ではなく毎週相手が替わるようにした。私も40代になってから相性の大切さがわかってきた。若い人にとって何が大切か、いわば自分探しの旅を描いてみました」(野島さん)

 美男美女がぽんぽん話し合うなかに、人生の渋い真実がポツリと語られたりする会話劇。伊藤一尋プロデューサーとともに送り出してきた「高校教師」「人間・失格」「未成年」といったオリジナルドラマの再来だが、暗い時代に明るく楽しい青春群像劇がどう受け入れられるか。

 ◇特命係長只野仁(テレ朝系 木曜9時)

 ちょっぴりお色気シーンもあるドラマ。第4シリーズにして初めて、午後11時台の深夜帯から夜9時のゴールデンタイムに進出した。

 高橋克典の肉体美とアクションの魅力に加えて、やはり社会の闇の悪を成敗する勧善懲悪がうけている。

 ◇キイナ −不可能犯罪捜査官−(日テレ系 水曜10時)

 今季は少ない刑事物として注目。警視庁捜査1課強行犯係の巡査部長、菅野美穂は、謎の多い不可解な事件ばかりを追う特別班に所属する。

 天才医師が考えた完全犯罪、病院・学校の怪奇現象など、同局の人気番組「特命リサーチ200X」(96〜04年)や「ザ!世界仰天ニュース」(放送中)で取り上げた不思議な事実を基に、ストーリーを作り上げるという。

 ◇必殺仕事人2009(テレ朝系・朝日放送制作 金曜9時)

 17年ぶりに連続ドラマで復活した。東山紀之、松岡昌宏、大倉忠義らが法で裁けぬワルを闇で葬る仕事人を演じる。

 復活といえば、昨年食道がんの手術をした藤田まことが元祖中村主水(もんど)役で復活、東山とともに「ムコ殿!」対決を楽しく見せてくれるのもうれしい。

 時代劇ながらモンスターペアレント、出会い系サイト、セックスレス夫婦など現代の世相を巧みに入れ込む娯楽作品だ。スッキリしたい人に、お薦め。

 ◇トライアングル(フジ系・関西テレビ制作 火曜10時)

 心の奥深いところに癒やしがたい傷を負った人間は、その後の人生をどのように生きていくのか。幼い子供がいつ犯罪に巻き込まれるかわからない不安の現代。小学校4年生のとき、初恋の少女が誘拐、殺害されたあと、成人した江口洋介はトラウマを抱えながら医者となった。同級生を救えなかったという心の傷がその後の人生にどんな影を投げかけるのか。

 犯罪被害者本人だけでなく、親しかった者の人生をも大きく変えてしまう現代の犯罪。東京、大阪、パリ、上海を舞台にサスペンス風に愛と命を描く。

 ◇ありふれた奇跡(フジ系 木曜10時)

 人間存在の不思議さを深く掘り下げたドラマを長く書き続けてきた作家、山田太一さんが「ふぞろいの林檎たち4」(97年)以来、久々に連続ドラマの脚本を書いた。駅のホームで列車に飛び込むように見えた男を助けた仲間由紀恵と加瀬亮。見ず知らずの二人が、互いに家族のなかで孤独を抱えながら生きている。現代社会に生きる孤独な人間が、他人と不器用に交じり少しずつ心を開いていくことで、生きる希望を紡ぎだしていく。

 「ありふれてはいるけど、考えれば奇跡と呼ぶしかない人生を危うく生きているところはないでしょうか。平凡な日々も、出来事一つで突然崩れてしまう。それぞれのエゴを生きるばらばらな人たちが、こんな奇跡を生きたという物語です」と山田さんはドラマの狙いを話す。

 ◇本日も晴れ。 異状なし(TBS系 日曜9時)

 沖縄の小さな離島に赴任した駐在さんの話。日本最南端の有人島、波照間島がモデルというだけに、沖縄でオールロケを敢行した。

 青い海、大きな空、まばゆい太陽が画面いっぱいに映し出されるだけで、この時期、なんだか温かい気持ちになる。

 坂口憲二の醸し出す南国風の大らかさが、島の人情物語には合っているようだ。

 ◇RESCUE 〜特別高度救助隊(TBS系 土曜7時56分)

 こちらも公務員。この作品では火事や地震など危険な状態での人命救助に取り組むスーパーレンジャーの姿に迫る。

 実在する横浜市安全管理局の特別高度救助隊の協力を得て、その迫真の姿を映し出す。連続ドラマ初主演の中丸雄一や増田貴久ら青年たちが、レスキュー隊の最高峰をめざして4週間の特訓を受けるうちに、本当のプロの厳しさに目覚め、自分を見つめ直す。そして命の尊さ、重さに改めて気づく。

 24日の初回は2時間スペシャルで7時スタート。

 ◇ヴォイス 〜命なき者の声(フジ系 月曜9時)

 生命の尊厳、命の重さというテーマは、さまざまなドラマで繰り返されてきた。このテーマがより重みを増していることに異論はないだろう。だが、命の大切さを声高に叫んでも上滑りするだけ。

 「命」の意味を「死」という角度から考えるこのドラマは一風変わっているが、命の問題を深く追求する姿勢が感じられる。

 瑛太、生田斗真、石原さとみという勢いのある若手俳優が、法医学ゼミに所属する医学生を演じる。正確な死因が解明されないまま埋葬される死者が多いという現在、そんな死者たちの無念の声を聞こうとする。学生だからこそ「死」というものに真正面から向かう。死者の生前の生き様をも垣間見る。次第に一人一人の心の中に、生きる意味が浮かび出てくる。死者の声を聞くことは、自分の生きる意味を見つけることでもあると気づく。

 法医学ゼミの助教として矢田亜希子が3年ぶりにドラマ復帰するのも楽しみだ。この間、結婚、出産を経験、「母となり生という存在のすばらしさを感じた。生がある限り死は避けて通れないという覚悟も必要だと思った」と大人の存在感を出す。

 ◇神の雫(日テレ系 火曜10時)

 自分の能力、才能に次第に目覚め気づいていく青年、亀梨和也の姿をワインの世界を通して描く。原作は日本と韓国でそれぞれ200万部超の人気で、韓国にワインブームを起こし、本場フランスでも話題になったほど世界的影響力を持ったコミックだ。毎回ワインを巡る人間ドラマが繰り広げられると同時に、主人公が試練を越えながら周りの人たちと信頼関係を結び、人間として大きくなっていく様が縦糸で描かれる。

 ◇銭ゲバ(日テレ系 土曜9時)

 「金さえあれば幸せになれる」「カネで買えないものはない」など、間欠泉のように雄たけびが世の中に響く。不景気の今こそ、そうした問題を一人一人が深く考えてみるべきだという思いが後押しして、生まれたようだ。原作は1970〜71年に雑誌「少年サンデー」に連載されたジョージ秋山の人気コミック。貧乏暮らしから脱出するため、あらゆる悪行を実行して大金をつかんだ男を松山ケンイチが演じる。舞台を現代に移して展開する脚本家の岡田惠和さんが用意した答えに注目したい。

■1月スタートの連続ドラマ 

放送局・日時     タイトル      主な出演者

フジ月9時    ヴォイス〜命なき者の声 瑛太、石原さとみ

フジ火9時    メイちゃんの執事   水嶋ヒロ、榮倉奈々

日テレ火10時  神の雫        亀梨和也、田辺誠一

フジ火10時   トライアングル    江口洋介、広末涼子

日テレ水10時  キイナ−不可能犯罪捜査官− 菅野美穂、平岡祐太

テレ朝木9時   特命係長 只野仁   高橋克典、桜井淳子

フジ木10時   ありふれた奇跡    仲間由紀恵、八千草薫

テレ朝金9時   必殺仕事人2009    東山紀之、和久井映見

TBS金10時  ラブシャッフル    玉木宏、谷原章介

TBS土7時56分 RESCUE〜特別高度救助隊 中丸雄一、夏八木勲

日テレ土9時   銭ゲバ        松山ケンイチ、ミムラ

TBS日9時   本日も晴れ。異状なし 坂口憲二、松下奈緒

1月 2, 2009 映画・テレビ | | コメント (0)

2009年1月 1日 (木)

劇団ひとり&大沢あかね今春結婚!!

 ミリオンセラー小説「陰日向に咲く」の作家で、お笑いタレントの劇団ひとり(31)と、元日本ハム監督の大沢啓二氏(76)の孫で人気タレントの大沢あかね(23)が今春に結婚することが31日、分かった。スポニチ本紙の取材では両親へのあいさつも済ませ、この日までに双方の所属事務所に結婚を報告。お茶の間の人気者同士だけに関係各所への段取りを進めている最中で、正式発表は春先になるとみられる。

 07年6月に交際が明らかになってから、ゆっくりと着実にゴールへ向かって愛をはぐくんできた2人。劇団ひとりにとって“最大の関門”といわれた大沢親分も、孫娘一筋に愛を貫いてきた誠実な人柄に触れ「あっぱれ!」と結婚を認めた。

 本紙の取材では、結婚するのは今春。関係者は「2人の希望で桜の咲く季節になった」と明かしている。この日までに互いの両親へのあいさつ、所属事務所への報告は済ませている。

 テレビで活躍する人気者同士でバラエティー番組での共演をきっかけに交際がスタートした2人だけに、現在双方の事務所同士が話し合いながら段取りを進めている状況。売れっ子だけに関係各所への報告作業も大変で、正式な結婚発表は春先になりそうだ。

 2人の交際は、07年春にお笑いタレントの仲間を入れて3人でもつ鍋を食べたことがきっかけ。大沢の明るくやさしい人柄に、ひとりが“一目ぼれ”した。

 同年6月には都内の高層ビルの焼き肉店で手をつなぐなどデートしている模様が目撃され、女性週刊誌で親密交際と報じられた。その後、ひとりはテレビで「芸能人の彼女」と明かすなど交際を示唆。これを受け、大沢も同年11月のイベントで「仲良くさせていただいています」と幸せそうな表情で認めていた。

 翌08年3月には写真週刊誌が2人が都内のスーパーで買い物をする姿をキャッチ。ひとりは「ゆっくりゆっくりとゴールインに向かって行けたら」と結婚を前提に真剣交際していることを明かした上で、大沢親分と初めて食事をしたものの、あまりの緊張と野球の知識不足で会話を盛り上げることができなかったと説明。周囲によれば、その後、ひとりのまじめで一本気な性格を知り、大沢親分も可愛い孫娘の相手にふさわしい男と太鼓判を押している。

 大沢はテレビ朝日「愛のエプロン」で自慢のロールキャベツを手際よく作ったほどの料理上手で、天真らんまんな人柄と合わせてそんなところも、ひとりはゾッコンの様子。挙式・披露宴の細かい日取りはこれからで、2人らしいアットホームなパーティーになりそうだ。

 ▼大沢 あかね 1985年(昭60)8月16日、大阪府生まれの23歳。小学校3年からモデルデビューし、少女向けのファッション誌「ピチレモン」でカリスマモデルとして有名となった。97年に映画「陽炎3」で女優デビューも。軽快なトークで人気で日本テレビ「おもいッきりイイ!!テレビ」(月〜金曜前11・55)の木曜レギュラー。1メートル60。血液型O。

 ▼劇団(げきだん)ひとり 本名は川島省吾(かわしま・しょうご)。1977年(昭52)2月2日、千葉市生まれの31歳。お笑いコンビ「スープレックス」としてデビュー。00年に解散し、ピン芸人としての活動をスタートさせた。現在はテレビ朝日の「やぐちひとり」「学べる!!ニュースショー!」などにレギュラー出演している。

1月 1, 2009 | | コメント (0)